『ハネムーン・レシピ』

 昨日『ハネムーン・レシピ』を読了。小林キユウと、結婚したゆきの共著作。作家が結婚しているかどうかなんて、本を買ったり読んだりしているときにはあんまり考えないけれど、この人2000年に結婚してたのね。ひとつ間違えたら「ほらほらほらほら、私たちこんなに幸せなのよー」っていう甘々の鼻につく本になりそうだけれど、これは私には大丈夫だった。写真も、奥さんを撮ってたり一緒に食べた料理を撮っていたりして、それなのに嫌みったらしくならなくて逆にほのぼのしてる感じ。自分のルーツって、それがはっきりしていない人にとってはやっぱり大事なんだろうなあと思う。私なんてこれ以上探りようがないくらいだしなあ。だって鎌倉時代まで遡れるわん。そういう問題じゃない?
 こういう本がどうして好きって、食欲そそられるからかも。読んでておいしい本って大好き。
 小林キユウの本は好き。ずっとずっと、小林紀晴小林キユウの奥付を見比べて、どっちも同じ年の生まれだし出身も長野県茅野市で一緒だし、ずいぶん似通ってるプロフィールの持ち主だなあと思っていたら、つい2日前に双子の兄弟だということを知って衝撃。なるほどねー。小林紀晴の本も好き。