やっぱりどうしようかしら

 仕事に行き詰まりを感じているのはここ最近のこと。ある物件がとにかく難航を極めていて、自分の能力不足ばかりを痛感させられる。よかれと思ったことも先方にしてみたら的外れだったり、絶対にこっちのほうがいい、と思っているのに説得しきれなかったり、お客さんの意図しているものがなかなか見えてこなくて右往左往してばかり。コンペ落ちも何件か続いていて、やっぱりちょっと凹む。目標みたいなものが見えなくなっているだけなのか、本当にもう限界なのかがわからない。これから環境が変わるときに、この仕事を続けていける自信はまったくない。体をおかしくしてまで仕事をするのは、もう以前の経験からしてまっぴら。自分の体は自分で守るしかないのだ。社員としてこの会社で働くのは、私にはかなりきつい。気持ちの余裕が全然なくなる。おまけにここのところの自信喪失が重なって、もう制作辞めようかしら、という気にもなってきている。潮時なのかなあ。バイトとかで食いつないでいくのもいいかもしれない。どんな仕事でもそれなりに楽しめるだろうし、何も制作に拘泥する理由は、もうないのかもしれない。また英会話もやりたいしピアノも弾きたい、着付けも習いに行きたい、フラワーアレンジメントも習いたい。やりたいことと仕事を天秤にかけたら、大事なのは自分のやりたいこと。あ、そうか、私のやりたいこと≠制作の仕事、になってきてるんだなあ。すこし寂しい気もするけれど、それも時と気持ちの流れ。仕事ばっかりじゃなく、いろんなところにアンテナを張っていきたい。そのためには、仕事を辞めることもひとつの手段なのだ。