ハワイまとめて5日間

 日付ごとにすると、日付変更線を越えたりして訳わかんなくなってくるので5日分まとめて。20日補完。
 えーと、15日。この日はなんと工場で打ち合わせをしてからバスに乗るという仕事の強行っぷり。バスに乗ってるあいだも何回か電話きた。こっちを12時に出て、成田には18時頃着。飛行機はたしか21時過ぎ発、だったと思う(すでに忘れている)。成田に来たのは実に丸4年ぶりで、うれしくなってケイタイのカメラで写真を撮ってクドくんに送りつけた。飛行機は大好きだけれど、やっぱり座席は狭い。エコノミーはしょうがないわね。こういうとき、自分がコンパクトサイズでよかったと思う(身長153センチ)。機内食を食べてからぐうぐう寝る。
 日本時間16日。ホノルル空港に着いたのは朝10時ころ、だったと思う。入国審査やらなにやらで時間を食い(やっぱりかなり警備が厳しくなってる)、すこしだけ市内観光のためにバスで連れまわされてからホテルにチェックイン。今回はデザインのYさんとこのあいだ工場に異動になったKちゃんと一緒に行動。ホテルに着いてから散歩に出かける。部屋からはビーチが見えるし、ビーチ沿いの道は延々と続いていて歩くのも楽しい。ふらふらと海を見に行って、堤防みたいなところに座り込んで足をぶらぶらさせながら、海に入っている人たちをずっと飽きもせずに眺めていた。超インドア派のこの私が、何を思ったかボディーボードやりたい、と思ったりもした(帰ってきてからクドくんに話したら、「浮かれたんだね」と笑われた)。イタリアンのお店で夕食。あまりのボリュームとパスタの辛さに半ば気持ち悪くなってホテルへ帰って寝。あんまりうまく寝つけなかった。
 日本時間17日。この日はレンタサイクルを借りてワイキキを走ろう、と計画。ごはんを食べてから準備して、さっそくお店へ自転車を借りに行く。自転車とはいっても電動なので、もう原付に近い感じ(そういえばホノルル市内ではバイクはみんなノーヘルだった)。Yさんはシルバー、Kちゃんはブルー、私は真っ赤な自転車に乗る。お店の人からすこしだけ説明を聞いたあと、目指すはダイヤモンドヘッド。途中で地元の住宅街に入り込み、ここがまたいいデザインの家ばかりで喜ぶ。こういうのを見たかったんだ、というYさん。そうそうそう、旅行者の視線じゃなくて地元の目線で見ること。そのあとで公園のようなところがあったので、あまりの気持ちよさに自転車を止めてごろんと寝転ぶ。ハワイは木も空も大きい。木が大きいからもちろん木陰も大きくて、きつい日差しを避けるのにとてもいい。本気で昼寝しそうになった。のんびりしたあとでまたダイヤモンドヘッドを目指して走る。海がとても綺麗だった。ダイヤモンドヘッドに着いてからは頂上を目指して上りはじめた。だけどこれが何たる苦行! 日頃の体力不足と運動不足がばればれ。足上がらなくなるし、しかも酸素がだんだん薄くなるせいか、あやうくまた過呼吸を起こしかけてびっくりした。でも頂上に着いたらやっぱりすごく景色が美しくて、しばらく言葉を失う。またひいひい言いながら降りて、ワイキキへ戻る。お店へいったん寄って、バッテリーを交換してもらったあと、今度はアラモアナ方面を目指して走る。公園があったのでそこで自転車を止め、のんびりすることに。ここでも3人並んで海を見た。あまりにも日差しが強かったのでハンカチでカバーしていたのだけれど、そんなもんじゃすまなかった(日焼け止めは何回も塗り直していたのだけれど、自転車に乗ると汗をかいて落ちていたみたいでしっかり焼けた)。大きい木の下でまたまた3人ゴロン。キャッチボールをするYさんとKちゃん。地元の子ども(だと思う。ブロンドの2歳の男の子)がとてとてと寄ってきて、やわらかいボール(というかお手玉)を投げて遊ぶ。それを眺める私。Kちゃんがその子に引っ張られていって、滑り台で遊んでいるのでそれを見に行ったら、私も手をぐいっと引っ張られて「一緒に遊んで」と意志表示されてしまった。滑り台ですべったり、あちこち走り回るその子を追いかけて遊ぶ。途中で子どもがわらわらと増えてきて、黒人の5歳くらいの男の子にはぎゅうっと胸に抱き着かれて、子どもってかわいいと思う。しばらくしてからYさんとKちゃんと3人でキャッチボール。夕方になり、自転車を返してからごはんを食べようと街を徘徊。結局ショッピングセンターの地下に入ってごはんを食べ(私はロコモコ)、ホテルに帰って即寝。たぶん22時くらいには寝てた。1回起きてコンタクトをはずしてまたばったり。
 日本時間18日。この日はYさんはひとりで行動する、と言っていたので、Kちゃんと私は目覚ましをかけずにゆっくり寝てよう、とのんびり寝坊。起きたのは11時をすぎたあたりでびっくりして飛び起きる。さすがに13時間睡眠は寝すぎ。シャワーを浴びてホテルを出る。この日はお買い物デーだったので、Kちゃんとおみやげを買いに街をふらふら。免税店に行ったり地元の古着屋さんに行ったりABCマートに行ったり。ほんとに街は日本人だらけ。これだけ日本人が多ければ、そりゃあ日本語が通じるわけだ。この旅行中、ほとんど英語らしい英語を話さなかった。ハーゲンダッツのお店でシャーベットを買って、ホテルで食べる。この日の夕食は来た人たちみんなでロブスター。おいしいんだけどやっぱりとてつもない量で、おなかぱんぱん。しかも貧血週間が始まっていたので、お腹の痛みと腰の痛みとでノックアウト。ホテルに帰ってばったり気絶。夜中の2時半にモーニングコールが鳴り、着ていたパジャマをスーツケースに詰めてポーターさんが取りに来られるように置いておく。もうすこし寝られるかな、と思って寝たのが最後だった。
 日本時間19日。この日は帰国日。4時55分(!)にホテルのロビーに集合の予定で、しっかり目覚ましもかけておいたはずだったのに、起きたのは部屋の電話が鳴る音。はい、と出たら支店のHさん。「起きてるか?」と言われたのですまして「起きてまーす」と答えたのだけれど実はそれで起きたという大変なオチ。Kちゃんとびっくりして部屋中をばたばたする。なんとか荷物も顔も整えてロビーに降りていけたのが不思議なくらいかも。空港まではバス。どうしてこんな夜中なのに車がばんばん走ってるんだろう。空港で簡単な朝食。ホテルの人が作ってくれたというおにぎりと唐揚げ、鮭の焼いたの。やっぱり米はいいね、と3人で話す。出発は8時過ぎ。いざ飛行機に乗ってみたら、なんと席はビジネスクラスのもの! 足もとはゆったりしてるし席も広いし、個人用のテレビはついてるしゲームも映画も見放題。帰りにこの席はありがたかった。1回目の機内食はほとんど食べずにぐうぐう寝る。起きてからは機内のオーディオで音楽を聴き、日付変更線を越えたあたりで時計を日本時間に戻す。成田着は11時頃。降りてからすぐクドくんにメールを飛ばす。東京支店の人は成田で別れて、私たちはまたバスに乗り込む。このバスの運転手さんがひどくて、もう蛇行といっていいくらいのバスの揺れ方。私もすこしだけ気分が悪くなった。工場には18時頃着、そのままスーツケースを愛車に積み込み、バイパスを運転して帰宅。思ったほど時差ボケもきつくなく、ごはんを食べてスーパーに買い物に行き、iTunesにCDをがりがり食わせて、24時頃就寝。アクティブに動いてのんびりして、いい旅行だった。