今年のベスト10・読書編
めでたく今年もあと半月を切ったということで(年賀状なんにも手をつけてない!)、今年読んだ本の中から私的ベスト10を。ちなみに昨日までに今年読んだ本は82冊でした(マンガ含まず。ちなみに昨年は120冊くらい)。月に7冊程度か。まあ悪くはないかな。でも確実に読書量は落ちてるので、来年はもうちょっと読みたいなあ。
- 『家庭の医学』(レベッカ・ブラウン著、柴田元幸訳、朝日新聞社) ISBN:4022577983
- 『雪沼とその周辺』(堀江敏幸著、新潮社)ISBN:410447102X
- 『王国その2』(よしもとばなな著、新潮社)ISBN:4103834056
- 『春の雪』(三島由紀夫著、新潮文庫)ISBN:410105021X
- 『カルトの子』(米本和広著、文春文庫)ISBN:4167656930
- 『雨はコーラがのめない』(江國香織著、大和書房)ISBN:4479681566
- 『思いわずらうことなく愉しく生きよ』(江國香織著、光文社)ISBN:4334924352
- 『やさしい訴え』(小川洋子著、文春文庫)ISBN:4167557029
- 『もう、家に帰ろう』(田辺あゆみ・藤代冥砂、ロッキング・オン)ISBN:4860520351
- 『のだめカンタービレ』(二ノ宮知子著、講談社コミックス)
ついに『のだめ』に手を出してしまった! これかなりおもしろいー。ぎゃぼー。とりあえず3巻まで買ったんだけど、これはもう全巻買うね! 音楽マンガは楽しいなあ。千秋さまー。小さいとき、私ものだめみたいに楽譜を見ないで音を聞いて覚えて弾いていたのでよく怒られたっけ、と思い出した。
で、それ以外はまあ私らしいセレクトになったと思う。江國さん然り、小川洋子さん然り。ちょっと異質なのが、三島由紀夫と米本和広かな。三島由紀夫は、恥ずかしながらこれが読むのははじめて。本当に日本語が綺麗だなあと思った。もっと読んでみたい。で、米本和広の本に関しては、カルトという題材で興味を持った。大学時代に、場所柄オウムやら法の華やらヤマギシやらの本部や支部がたくさんあるところにいたせいで、宗教は身近なものだった。自分が教会に行っていたということもあるし。宗教学の授業も取ったけれど、「カルト」という、しかも子供の視点から書いたこの本は衝撃だった。信仰を持つのは自由だけれど、他人や自分の子供にまでそれを押し付けることはしたくないなあ、とつくづく思った次第。来年はどんな本にめぐり合えるのかなあ。