そろそろ年末日曜日

 クリスマスも終わってすっかり年末モード、になるかと思ったけれどまったくそんなこともなく。クリスマスはイブももちろん昨日も仕事だったけれど、昨日の仕事が終わってからボーノにクリスマスディナーを食べに行った。実はまた23日から体調を崩して、熱が8度台まで出て夜間診療所で点滴を打ってもらったくらいだったんだけれど、ボーノへは意地でも行く! と決意して、なんとか熱も下がって行けるようになった次第。余談だけれど、夜間診療所で点滴を受けている最中に診察に来たおっさん(顔は見てないけど)が、診察中に倒れ込んでしまって救急車で運ばれる騒ぎになった。その日の夕ごはんに生野菜と餃子とおでんを食べたらしい。一緒に来たおばちゃんが「最後に食べたのは餃子なんです!」って何回も何回も言っていたのがおもしろかった(不謹慎)。クドくん曰く、おっさんはすごいハゲでおばちゃんは大仏みたいな頭だったらしい。見てみたかったかも。
 ボーノのクリスマスディナーはとにかくおいしかった。前菜は熟成生ハムとグリッシーニ。この生ハムが、おいしさが凝縮されていて口の中にぐわっと広がる感じ。その次に出てきた庄内産の魚介類のコンソメ仕立ては、甘エビとウニにやられた。コンソメもゆるゆるのゼリーみたいな食感でとろとろしていておいしい。次はフォアグラのはちみつソース。ラフランスとマンゴーの甘みに、はちみつのひかえめな甘みが合わさってフォアグラがますますおいしくなってる。フォアグラをはじめて食べたというクドくんは悶える寸前。その次はかきとオマール海老。海老ももちろんおいしかったんだけど、私はかきのおいしさにびっくり。今までいちばんおいしかったかきは松島で食べた生がきなんだけれど、それと同じくらいおいしかった。その次がパスタだったんだけど、そのパスタがなんと焼きたらばがにのタリオリーニタリオリーニにも、これでもかとばかりにたらばがにが混ぜてあるのにその上にさらに焼いたたらばがにが乗ってるの。もしかしたらタリオリーニよりもかにのほうが多いんじゃないかっていうくらい。もうとにかくおいしくて、結構な量を食べているはずなのにあっというまに平らげる。最後のメインは子羊のローストに黒トリュフのソースがかかっているもの。子羊はもちろん、やっぱりこれはトリュフのソースが何とも言えずおいしくて、香りも味わいながら食べる。トリュフってやっぱりおいしいなー。そのあと、デザートで出てきたのは、イタリアでクリスマスのときに食べるのだというカッサータというお菓子。冷たく冷やしてあって、フルーツがたくさん入っていておいしかった。そのあとにプチシューとオランジュメレンゲの焼き菓子と紅茶で締め。とにかくおいしくてにこにこ満足。ワインのハーフボトルをひとりで空けたクドくんはけっこう酔っぱらっているらしかった。大満足でお店を出て、書店に寄ったりしてから帰宅。夜中にお腹が壊れて大変だったことは内緒。
 今日は起きたらすでに10時半を過ぎていた。映画のスタンプがたまって今回は無料で観られるので、じゃあ「ターミナル」を観よう、と予定を立てる。グランロックで石焼きパスタを食べて、用事を済ませてから映画館に行ってみたら、2人並んで座れるのは最前列か2列めしかない、ということであっさり諦める。じゃあ「僕の彼女を紹介します」を観ようかとは言ったものの、なんだかんだしていたら時間ぎりぎりになってしまい、結局映画は今度に延期。早めに帰宅して、昨夜買った梨木香歩の『ぐるりのこと』を読む。夕ごはんを食べながらトップランナーの総集編を見る。アイロンがけは今度にして、洗濯を1ラウンドしたところ。
 やっぱり休みが1日だけっていうのはつらいなあ。あと2日行けば冬休みだし、なんとか乗り切ろう。早く休みたい。