お着物デートの日曜日

pippuri2005-05-08

 数日前から体調が悪そうなクドくんは、昨日の夜は早々に寝てしまってフットサルも結局休み、心配だったので冷えピタを貼って寝かせた。今日は大丈夫かなあと思ったけれど、起きるなり「やっぱりのどいたい、あんまり外行きたくない」というので、私だけ出かけることに。昨日の午前中、母からメールが来て、画家のスタジオで即売会みたいなのをやるから連れて行って、と言われていたのだ。着物着て行こう、と言われたのでよけい楽しみにしていた。クドくんを残して出かけるのは心配だったけど、結局外出。10時前に実家に戻り、まずは私の着物を着付けてもらい、そのあと母が着る。帯は私も手伝いながら結んだ。今日の私の着物は、赤の格子模様の小紋に、赤に黒の刺繍がある半幅帯。長襦袢は、襟のところと袖のところにもみじのような模様が入っているもの。それに黒塗りの草履。赤づくしになった感じ。母の着物はもっと渋くて地味なもの。だけど帯がすごく珍しい柄で、聞いてみたらアジアの絣の布を使ったものらしい。それをお太鼓に結んだ。どこでお昼ごはん食べようか、と話していたらうちの近くのお店がいい、と母が言うので、それならクドくんも一緒がいいねえということになり、電話してみたらさっきより調子がいいというので結局一緒に行動することに。私の車でマンションまで戻り、クドくんの車に乗り換えてまずはお昼ごはん。ここはいつも必ずおいしいごはんが食べられる、というお店はすごいなあと思う。デザートのクレームブリュレまでしっかり完食。
 昼食のあと、サイトユフジさんのスタジオ(アトリエ?)へ向かう。クドくんの車のナビに電話番号を入れるも、それらしい建物は見当たらず、母がもらったハガキを見ながら再度ぐるぐる。やっと着いたスタジオは山奥の一軒家で、でも入ったとたんにうわあ、と声をあげてしまうくらいおもしろかった。サイトユフジさんが実際に描いた絵はもちろん、漆の塗り物やチェコの鍛冶職人がつくったという金物、竹を編んだ籠やら木彫りやら、いろんなものがたくさん置いてある。サイトユフジさんご本人ももちろんいらして、展示してあるものに興味を示すと、ひとつひとつ丁寧に解説してくれた。気さくでいいおじさん、という印象。人の家に遊びに行くのも、こういう工房やアトリエみたいなところに遊びに行くのも大好き。画家のアトリエになんて、普段は入れないからよけいにおもしろかった。そのあと文翔館で書道展を見て(すごく楽しく字を書いているんだろうなあというのがよくわかる展示だった)、さらにそのあとお蔵を改造したギャラリーで、アジアの絹絣の展示を見た。母につきあっていろんなものを見た。喫茶店でお茶をして3人でおしゃべり。母とはそこで別れて、花屋さんに寄ってからクド家へ。母の日なので、お母さんに花を届けに。ついでに米泥棒をして帰ってきた。父からはアッシーを頼まれていたので、父の会社から出向先まで父の営業車を着物のままで運転。そのあと実家に戻って着替えた。父母とクドくんが仲良くしてくれるとすごく嬉しい。着物は今日はゆるめに着付けていたので、ちっとも苦しくなくてらくちんだった。着物はやっぱり楽しいなあ。母と、もっと着物着ようね、と言い合う。自分で着付けられるようになりたいなあ。
 いったんマンションに戻ってからごはんにラーメンを食べて、そのあと植木市へ。日本三大植木市のひとつなのだそうだ。私はお腹がいっぱいなので何も買わなかったけど、クドくんはまた買い食い。人がいっぱいいて、なんだか疲れた。おまけに寒くて、なんだか体がぞわぞわした。あんまり寒気がするので、フリースのブランケットを羽織っておまけにストーブまでつけているところ。私も風邪引かないようにしなくちゃなあ。