先週の涼しさがなんだか嘘のよう。それでも朝晩は桁違いに涼しいので、まだやり過ごせるけれども。残暑なんてもうまっぴら。早く冬になってほしい。

 父がゴルフだというのでいつもの時間に起きて、ごはんのあと読みたい本リスト整理のつづき。やっと終わったけれど、やっぱり300冊。これが最低ラインなのだなあ、ここから減ってもそれ以上に読みたい本は増えていくし、と思ったら「幸せな飢え」という言葉がぽんっと浮かんできた。読みたい本がありすぎて時間がなくてどうしようー、というのは幸せだなあ、と。本を読まない人って不思議な存在だ。

 開館にあわせて図書館へ。返却期限を1週間すぎていた本6冊を返して、そのあと整理したばかりのリストを見ながらコンピュータで検索。でも、やっぱり私が読みたい本ってなかなか入っていない。どうしてハインラインがないのよー、とかどうしてこの全集がないのよー、とかぶちぶち思いながら探す。結局今日借りたのは村上春樹『村上ラヂオ』、稲葉真弓『花響』、澁澤龍彦『滞欧日記』、オースター『最後の物の国で』、レナーデ・ドレスタイン『石のハート』、斎藤美奈子『モダンガール論』の6冊。3週間のうちに読みきれるかしら。ブックレビュー、そういえば『カモイクッキング』を書くのを忘れていた気がする。

 11時半の待ち合わせ時間に間に合うようにまた家を出て、妹2と映画。その前にお昼食べよう、とドトール。珍しく2日続けて。窓側の席でぼんやり外を見ながら食べる。天気いいねー、と何回も空を見上げる。

 13時開始に間に合うようにフォーラムに行って、今日は「ピンポン」。窪塚くんよりも私の目当てはARATAくん。あんまり観なくてもいいやー、なんて思ってたけれど、これは私の今年の邦画ナンバー1だ。ARATAくんのかっこいいこと! あの憂いのある表情がもうたまらない。笑わない役どころだから、というのもあるのかもしれないが、あんなに底に哀しみのある表情をするのがうまい俳優、最近見たことない。あとかっこよかったのは夏木マリ。いいなあ、ああいう歳のとりかたをしたい。とにかくよかった。おもしろかった。カードがいっぱいになったので、次回は無料だ。何観よう。

 家に帰ってから茶の間でだらだらお菓子を食べて、2階で昼寝。目が覚めたのはごはんだよ、という内線。ムトウのカタログが届いていたので、BSBを聴きながらページをめくる。でも今回、あんまりほしいのがない。下着だけ買おう。母に届いていたクロワッサンも読む。ちょっと気合いを入れて美白に取り組もう。

 BSにチャンネルを回したら、このあいだに引き続いて「北の国から」をやっていたので食い入るように見る。これは98年の、いちばん新しいもの。愛に溢れた作品だなあといつも思う。内容もだけれど、そこに携わる人たちに。

 22時近くになって、思いもかけない電話。ここ2日がヤマだ、なんて信じられない。おばさんの声が涙ぐんでいて、私もついつい電話口でぼろぼろ泣いてしまう。お願いだからがんばって。どうかどうかがんばって。また会いたいのに。こういうとき、どうして彼女なんだろう、どうして私は生きているんだろうといつも思う。彼女のためになら私自身の残りが短くなるくらい、ぜんぜんかまわないというのに。今私にできるのは、でも祈るだけで。それが歯がゆくてしかたがない。

 彼女のことを祈りながら、今日は眠る。

 朝食:ミニくるみパン1枚、ミニクロワッサン1つ、もやしとコーンとソーセージの炒めもの、鮭とじゃがいものサラダ(昨日の残り)、ミルクティ。
 昼食(ドトールにて):サーモンベーグルサンド、アイスカフェオレ。
 間食:クッキー8枚、わらびもち。
 夕食:そうめん(ねぎ、みょうが)、ピーマンの炒めもの、桜えびとたまねぎのかき揚げ。