あれだけ休みたい休みたいと思っていたのに、いざ地区大会まで1週間を切った時点ではい休み、と言われてしまうと、なんとなく不安になってしまうこの矛盾。でもせっかくの休みだし、今週はあとは修羅場になるに決まっているので考えるのをやめる。『ホリー・ガーデン』の果歩みたいに、「考えない練習」。

 いつもより1時間遅く起床。のんびりごはんを食べて、昨日から引きつづきのハリポタ1巻。読み終わってしまってから2巻にも手を伸ばす。眠くなってきたー、とこたつで横になったら、お昼はおそばを食べに行こう、と母から言われる。ケイタイのアラームをかけて1時間ほど昼寝。11時に起きて、準備をして雨の中出かけた。

 目指すは天童。母の短大の近くに、おいしいおそばを食べられるお店があると聞いたらしい。でも場所がわかんないから、ゆっくり行ってね、と。旧道を通って天童へ。ちょっと迷ったけれど、無事到着。お蔵を改造した古い建物(最近お蔵をお店にするのが目立つ。流行りなのか)。玄関を入ると目についたのは真っ黒な石油ストーブ。今まで見たことがないタイプ。靴を脱いで座敷に上がり、注文したのはにしんのやわらか煮と豆腐の味噌漬、母はざいごそば、私は辛口おろしざいごそば(ざいごというのは「田舎」という意味らしい)。肝心のおそばは、私はそんなに「おいしい」とびっくりするほどでもなかったけれど、にしんと豆腐の味噌漬はおいしかった。にしんは箸で持つとほろほろっと身が崩れるくらいやわらかかった。もうちょっと山椒がきつかったらもっとおいしかったかも。豆腐の味噌漬は、想像していたものとぜんぜん違った。豆腐の原形なんてとどめてなくて、まるでチーズ。口に入れたらさすが味噌漬だけあってしょっぱくて、添えてあったレタスでくるんで食べた。こんなのははじめて食べたけれど、とてもおいしかった。食べている途中で、けっこう大きな地震があってびっくりした。地震があってもここはそうそう揺れない土地なのに、建物が古いせいもあったのか、かなり揺れた感じがしたし、長かった(あとで聞いたら、家のほうはあんまり揺れなかったらしい)。

 そのあと母が行きたい、と言った腰掛庵へ。ここのわらびもちはおいしいらしい。ちょっと迷って、小路を気をつけて運転しながらたどり着いた。お店は改装中だということだったけれど、案内された部屋は骨董品がいっぱいで、火鉢があるようなところ。持ち帰りでわらびもちを1箱、その場でも1つ頼む。もちがぷるぷるして本当においしかった。家でわらびもちのもとを使って作っても、こんなふうにはならない。どうやってつくるんだろうねえ、と言いながらおいしく食べた。

 そのあと妹2に頼まれたヘッドホンの修理を頼むべく、南ジャスコまで市内縦断。ジャスコでごはんの買い物も終わらせ、さあ帰ろうか、というときにGSEの委員長から電話。ホストファミリーにあげるお土産を持ってきてもらえないだろうか、とのこと。どうせ帰りがけに行けるし、いいですよ、と返事をして事務所に寄って荷物をとり、ワシントンホテルまで届けてから帰る。

 家に帰ってからはまたちょっと寝て、それからごはん。そのあとはハリポタのつづき。結局2巻も読み終わってしまって、今は3巻を再読中。映画もまた観に行こう。

 明日も休みだー、と思えるのはなんだか幸せ。明日は十分休んで、本番に備えよう。

 朝食:食パン半分、ほうれんそうのおひたし、ヨーグルト、ミルクティ。
 昼食1(吉里吉里にて):辛口おろしざいごそば、にしんのやわらか煮、豆腐の味噌漬。
 昼食2(腰掛庵にて):わらびもち。
 間食:ホームパイ6枚、わらびもち。
 夕食:はくさいのおみそしる、まつたけごはん、エリンギとはなたけとしいたけの炒めもの、ブロッコリ。