いよいよ地区大会1日目の朝だ、と思ったらもっと気分が高揚するのかと思っていたのに、起きてみたらそうでもなかった。いつもどおりの、ふだんどおりの朝。妙に気分は落ち着いていて、かえって逆に変な感じがした。

 今日は終日グランドホテルにて。8時半の集合時間10分前に着いたら、まだ誰も来ていなかった。まもなく幹事が来て、最終の打ち合わせ。私は地区大会委員会からすべての委員会に出席しなければならないので、それの確認を。9時半からの登録には会長・幹事まで間違ってきていて、案内間違って出しただろー、と地区大会担当でもめる。私の担当じゃないから知らない。選挙委員会の人がなかなか来なくて気を揉んだ。昼食会の登録まで終わらせて、午後の会議に間に合わせるために先に昼食をとらせてもらう。時間はかなりタイトで、半分以上残した。

 午後からは会長・幹事会議、会長・幹事・委員長会議、記念対談、と続いて17時に本会議が終了。そこから1時間でどんでんをして、18時から歓迎晩餐会。晩餐会の途中も仕事の話があちこちから飛んできて、役員の席を回って明日のためのお願いをしたりスケジュールの確認をしたりで、半分も席にいられなかった。晩餐会を20時前に終わらせ、そのあと30人ほどの2次会のセッティングへ。その場でやっとちょっと一息ついて、2次会も明日があるからと21時半過ぎに解散して、帰宅したのは22時ころ。長い1日だった。

 200人の学生を指示するのも大変だろうが、200人のわがままなオヤジを指示するのも大変である。なまじ自分より立場が上だからよけい始末が悪い。わがまま放題、とにかく口にさえすれば自分の言い分が通ると思っている人がたくさんいる。ブチ切れそうになりながら、それでも笑顔だけは崩さないように(せめて表面上だけは)。はー、と昼食のときに溜め息をついていたら、たまたまそこを通りかかったGSEのメンバーに、目尻を指でつり上げてきつね目にしながら「こうなってるよ」と言われて苦笑する。こんなんじゃいけない、と何とか午後は立て直した。それと、地区大会の組織の不完全さもひどい。ひとつの行事に対して誰かひとりの責任者を立てるのは当たり前じゃないのか。明確な責任者が存在しないせいで、誰に話をすれば一発で通るのかというシステムがぜんぜん成り立っていない。だから対応が後手後手にまわるのだ。いろいろな間違いや手違い、プログラムの誤植も多くて(プログラムの校正は私がでしゃばってでもすればよかった)、あちこちで頭を下げて回った。もうしかたのないことではあるけれども。

 2日目の明日が、いよいよ最難関。1500人余りを指揮すると思うとぞっとする。でも、明日が終わればすべてが終わる。ゴールは見えてきた。

 朝食:ボーノのピザ2切れ(昨日お持ち帰りしたもの)、キャベツのおひたし、ヨーグルト、ミルクティ。
 昼食(グランドホテルにて):牡蠣フライ定食(半分以上残した)。
 夕食1(グランドホテルにて):晩餐会メニュー。名前なんかは失念。でもあまりおいしくなかった。
 夕食2(グランドホテルにて):干しベーコン、ブルーチーズ1切れ、クラッカー1枚、ピザ1切れ、赤ワイン1口。