とうとう終わりました

 地区の報告会、という名目の飲み会が終わって帰ってきたところ。うわー、ほんとに終わったんだなあ。まだぜんぜん実感ないんだけど。履歴書を書いて、面接したその場で「じゃあいつから来られる?」と訊かれてから丸2年。18連勤とか13連勤もあって、土日は休めるのはどちらか1日あったらいいほう、夜の飲み会までつきあって、まわりは企業のトップのオジサマばかり、という生活を2年してきたことになる。でも本当に楽しかった。今日も、お酌をしてまわってるあいだじゅう、「大変だったね」「いやでも、私は楽しかったからやってこられただけです」っていう会話を何度したことか。大変は大変だったしいろいろ気も遣ったけど、それ以上に学ぶところが多かったしかわいがってもらった。「お前はたぶんお前くらいの年齢の奴のなかでは、いちばん社長の知り合いが多いだろうな」っていろんな人に言われた。たしかにその通りだと思う。青年会議所とか商工会議所の青年部に入っている人よりも、たぶん私のほうが顔見知りが多い。お役所でも純粋な民間企業でもない、なんだか中途半端な位置づけの団体ではあるけれど、そのぶんみんな気楽でおもしろかった。たくさんの父親がいる気分、というのがいちばん近いだろう。一緒に仕事をする機会なんて、会社の社長となんてほとんどないはず。この経験は、私にとっては何よりも重い宝だ。話してるうちにうっかり泣きそうになって焦ったりもしたけど(もちろん泣くわけない)、でも笑ってお世話になりました、ありがとうございましたって言えた。この人脈は絶対になくさない。なくせない。関わってくれたすべての人に、大声でありがとうって言いたい気分。