「モーターサイクル・ダイアリーズ」

 2日に観た分。
 会社のYさんにおすすめされて、「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観てきた。まったく予備知識がなくて、「何の映画?」ってYさんに聞いて、「チェ・ゲバラのやつ」って情報を仕入れるくらい。チェ・ゲバラについては、カストロと一緒にキューバ革命を指導した人で、あとで捕まって銃殺された、という程度の知識しかなかった。Yさんが「今年1番の映画」って言うからには相当いいんだろうなー、と思って観たのだけれど、本当によかった。教えてくれてありがとう、ってお礼を言った。若き日のチェ・ゲバラ(エルネスト)と友人の生化学者が南アメリカ大陸をバイクで旅するロードムービーなのだけれど、頼りのバイクはポンコツでだめになってしまうし、ふたりともだんだんお金も尽きてくる。さまざまな土地でさまざまな人々に出会い、いろんなことを考えるエルネスト。そして、行き着いた先はハンセン氏病の療養施設。エルネストはそこで思いを新たにし、自分がこの旅を通して変わったことを実感する。この旅が、のちのチェ・ゲバラを形づくる理由になったことは間違いない。元の自分には戻れないけれど、それと引きかえにさまざまなことを見聞きしたエルネスト。大人になったんだなあ、としみじみと思う。ゲバラについて、もっと本を読んでみたい、と思った。これはおすすめ。DVDででもぜひ観てほしい。