それで

 水曜日就職面接会に行ってみたのはいいんだけど、あの広い会場にいる人全員職探しをしているのね、と思ったらなんだかちょっと具合が悪くなりそうだった。ハローワークが大の苦手だった私にとっては、悪いオーラに当てられたようなものだった(ハローワークは物理的にも精神的にも息苦しくて、以前行っていたときはよく過呼吸を起こしそうになってたのだ)。私は半分冷やかしに行ったようなものだったのだけれど、履歴書と職務経歴書をちゃんと持参している人多し。私はかろうじてスーツは着ていったものの、そういう書類はなんにも持たないまま。3社ほど担当者との面接をしてみたのだけれど、担当者の感じがよかったのは1社だけ。残りの2社はすこぶる感じが悪かった。そのうちの1社のT社は、「うちは即戦力でどの分野もできる人を求めているので、ちょっと今回の希望とは合わないと思いますねぇ」と私を値踏みしながら言っていた。この場合の「どの分野も」とは、人事総務、生産管理、労務管理、購買事務、営業事務、経理事務、などだそうですよ。あまりにも感じが悪くて笑いそうになってしまった。ま、総務以外できない私が悪いのですよすみませんね。
 それと、周りの人の雰囲気が殺気立っていることにもびっくりした。スカート丈のすごく短い制服を着た高校生の女の子から、どう見ても50歳を超えている男性とか、いろんな人がいた。帰ってから母に「みんな大変なのねえ。私がのんきすぎるのかしらね」とメールをしたら「そうかも」とあっさり。そうですか、やっぱり楽天的すぎますか。
 それにしても、こういう場所に来ると、私の職歴って中途半端だなあと思う。編集を4年半、事務・秘書を2年、持っている資格といえば秘書検定TOEICTOEFLだけ。それ以外に即仕事に役立つ資格なんてまるっきりない。年齢のことも考え合わせると、なかなかそう簡単じゃないのかなあ、就職するのって。特に根拠があるわけじゃないけど、絶対に決まる気がしてるのが甘い証拠なのかしらね。