びっくりしました火曜日

 連休が終わったあとの仕事は、どうもだるい。平日働くからこそ休みの日が楽しいのはわかっているんだけれど、それでもずっと休みだったらいいのになあ、と思ってしまう。今日はわりと暇だなあ、と思っていたら、お昼近くになってどどっと混み、結局お昼休みをとりそびれてそのまま医者へ。MRIの検査ははじめてで、どんなものなのかなあと思いながらまずは着替え。ベッドに横になり、体を固定されてトンネルのような機械の中へ。「かなり音がしますからね」と言われたとおり、ビービー、トントン、といういろんな音がけたたましく鳴っていた。一定のリズムで音が鳴るので、それを聞いているとまったく恐いとかはなく、最後の方は寝てしまったほど。こんなので人の体内の異常がわかるなんてすごいわねえ、と他人事みたいにそのときは思っていた。終わってからしばらく待たされ、名前を呼ばれて診察室に入って先生の話を聞く。そこで、「うーん、異常があるんだよねえ」とのこと。脳の一部(脳室というところらしい)が本来あるべき位置より下がってしまっている。下がっていても正常の範囲内とみなされるのはその差が5ミリ以内のときなのだけれど、私の場合は18ミリとがっくり落ち込んでしまっているということ。それから骨で1ヶ所突起があること。たぶんこれらが原因になって、ひどい頭痛を引き起こしているんじゃないか、ということだった。「今は自覚症状がなくても、将来的に記憶障害、嚥下障害、運動麻痺が起きる可能性がある」のだそうで、脳外科の先生にきちんと見てもらった方がいいという判断のもと、その場で先生が紹介状を書いてくれることに。「もし手術するなら大学病院がいちばんいいから」と、地元の大学病院の脳外科に行くことになった。私は勝手に「検査したけど異常は見つからなかったよ」という楽観的な想像をしていたので、「脳外科」「手術」という言葉にけっこうびっくりしてしまった。まさか自分の頭痛の原因が脳にあるなんて思ってもいなかったし、身近にも脳外科に行っていた人なんていないし。でも不思議とそれほど動揺もせず、わりと落ち着いている感じ。MRIのフィルムと紹介状を持たされて職場へ戻る。仕事を終えて帰宅してから、クドくんと実家の母にも報告。大学病院の脳外科は週に3回しか診察していないのだそうで、直近の木曜日、あさって行く予定にしている。まさかあの頭痛がこんな大事になるとは思ってもいなかったけれど、この時点でわかってよかったと思う。記憶障害や運動麻痺が起きてからじゃ遅いもんね。脳の中なんて、自分の体なのにどうなっているのかさっぱりわからないけれど、とにかく適切な治療なり手術なりをきちんと受けようと思う。病院に行くことって大事なのね。
 さて、この先どうなっていくのかなあ、私。なんだかまだ自分のことのような気がしない。