母の、Kくんの、そしてCくんの誕生日である9月4日。どうしてだか私が好きになる人は3月生まれと9月生まれが圧倒的に多い。というか、それ以外の人はほとんど記憶にない。9月4日、因縁でもあるのか。Cくんの誕生日なんてもう忘れてもいいのに、母と一緒のせいで忘れられない。まだ鹿児島でうだうだやっているんだろう、あの調子で。もう私とは関係のない人だが。

 昨日のNさんの訃報を新聞でまた目にしてちょっとひきずり気味にして出所。関係が深かれ浅かれ、自分とすこしでもかかわりのあった人が亡くなるというのは気分が重くて、なんとなくすっきりしない。はああ、とPCを前に溜め息をついていたら、9時すぎにきたGに、もう1本弔電打ってくれ、と来るなり言われる。えーどなたが、と聞いたらGSEの委員長のお母様が昨日亡くなられたとのこと。うわー、とまたしても気分が落ち込む。弔電の手配だけ手馴れてしまって、なんだかいやな感じ。気分はロー。

 午前中に封筒と名刺の発注文が出来上がってきたので、営業さんとしばらく気晴らしにおしゃべり。そうでもしないとどうしても落ち込んでくる。ここのところ訃報が相次いだせいで、ちょっと精神参り気味。なんだかなあ。午前中はあとはずっと電話対応に追われる。

 午後は財団セミナーの打ち合わせ。委員長がいらして話をしたはいいものの、結局20枚近くの資料を全部打ち直したほうがいい、という結論になってすっかり舞い上がる。しかも幹事に午前中の訃報が伝わっていないことがわかって、そのうえ幹事は明日明後日来られないかもしれない、ということでさらに舞い上がる。ということは、決定権はすべて私で、すべてこちらで処理しなければならないということ。どどどどっと気が滅入る。そこまでの決定権を持たされるのは会員じゃない私には荷が勝ちすぎるし、だいたい内容だってそこまで勉強していない。完全な力不足だ(それにしても、「力不足」と「役不足」の使い方を間違えている作家が思っていたよりたくさんいることには、他人のことだからどうでもいいのだが呆れてしまう。そういう言葉の使いかたはきちんとしたいタチ)。

 さっそく財団の資料にとりかかるも、見た目よりずっと時間がかかる資料ばかりでぜんぜんはかどらない。抽出しなければならない資料を出そう、と思ってRWにアクセスしたら、ちょうど財団の部分はメンテナンス中ではじかれる。がー。19時半過ぎまでがんばって、集中力が切れたところで帰る。書店で「東京人」購入。神田神保町の歩き方、という特集では買わないわけにはいかないのだ。領家高子の『向島』は、さんざん迷ってやめておく。でもすごく好きなタイプの作家であることは間違いない。教えてくれた日記書きさんに感謝。

 ハモネプを見ながらごはん。21時からショムニを見て、東京人をぱらぱらめくる。知っている書店がたくさん出ているのは、やっぱり見ていてなんだか嬉しい。強烈に懐かしくて、私もこの町に棲息してたんだよなあ、と思うとなんだか不思議なような違和感がないような。東京人の作り方はやっぱり相変わらず好きで、しかも次号の特集は同潤会アパート、ときたら、これも買わずにはいられないわけで、いいところついてるよなあと思う。今日のショムニには溜飲が下がった。ああいう勘違い女、そこらじゅうにうようよいる。

 すこし肌寒いくらい涼しい夜には、ヨーヨー・マのチェロの音が聞きたくなる。タンゴばかり集めたアルバムを引っぱりだして、耳にうるさくない程度のボリュームでチェロの音を聞いているとなんだか幸せ。リベルタンゴの哀愁がなんとも言えない。やっぱりベストアルバム買おうかしら。

 右の頬骨の上のほうに、にきびがひとつ。オバジ、効くのか効かないのかよくわからないまま。

 朝食:ミニくるみパン、ミニチーズパン1個ずつ、モロヘイヤのおひたし、ヨーグルト、ミルクティ。
 昼食(お弁当):ブロッコリ、ゆで卵、じゃがいもとかぼちゃのミニコロッケ1個ずつ、ゆかりごはん。
 間食:ゆうきやのおせんべい1枚、鮎チップス。
 夕食:大根のおみそしる、ぶりの照り焼き4分の1切れ、ししゃも3匹、ピーマンとパプリカ(赤と黄色)のいためもの、梨8分の1切れ、ぶどう(ナイアガラ)、爽(名前失念、キャラメルっぽい味のやつ)、クッキー3枚。