新年も2週目に入ると、もう新鮮さは完全に失われているといっていいのかもしれない。私だってもう目新しく感じない。え、まだ8日しか経ってないの、という感じ。もうちゃんと2003年だし平成15年だ。こうやって慣れていくのね、と思う。

 仕事はあいかわらず取り立てて急ぎのものはない。だからやっぱり原稿整理だのファイリングだのに時間を費やす。あとはだらだらネット。今日はなぜだか朝から甘いもの成分がぜんぜん足りなくて、ついコンビニでお菓子を買い込んでしまって、買い込んだとなったら食べないわけにはいかなくて、食べはじめたら止まらなくなってしまって、結局軽く自己嫌悪に陥るくらい食べた。仕事ちゅうなのに、ひとりなのをいいことにお菓子を次々に口に運ぶ、なんて、自分のことながら気持ち悪い。抑制も効かなくなって、こういうときは真面目に自分は摂食障害としての過食症じゃないかと思う(で、それがひどくなると反動で拒食に走る、という典型)。どうしておなかいっぱいで気持ち悪くなるくらいまでお菓子でお腹を満たさなくちゃいけないのか、あとから考えると自分のことながらさっぱりわからない。ただそのときはもう食べることしかできない、食べられないんだったらもう何もしない、という、なんというかのるかそるかの状態。おかしい。それなのにお昼のお弁当もしっかり食べるのだからますますもって気持ち悪い。おまけに午前中は頭痛もひどくて気分は最悪だった。13時前に幹事が来て、そこからは国際協議会歓送会の問い合わせを受けたり、お祝い金や餞別の相談を受けたり、青少年育成会議の案内をつくったり、こまごました仕事を一気に片付ける。17時半すぎに、さあてそろそろめどつけようや、というところでCAPの件で日本事務局から電話。明日中に書類が届くようにしてください、とはまたなんて無茶な。いそいで3クラブに電話して、再訂正の指示をする。まったく、だから財団室は嫌いなんだ。金曜日に本部に申請しますので、なんて、だったらもっと余裕をみて指示よこせっての。ひととおりの処理を終えて、18時半すこし前にあわてて事務所を飛び出す。

 あわてた理由は映画。今日は「8人の女たち」を観に行こうと思っていたから。スタートは18時40分、なんとか車を飛ばして間に合った。とにかくキャストが豪華で、もうそれだけで溜め息もの。ストーリー自体は、とちゅうからこうかなあと思っていたことがずばり当たっていたけれど、そこに行き着くまでのプロセスと、女特有のずるさとか駆け引きの巧さだとかどろどろした関係だとかがうまく組み合わされていて、すごくおもしろかった。8人の中でとくに気に入ったのは2人の娘役の女優さん(ヴィルジニー・ルドワイヤンリュディヴィーヌ・サニエ)。やっぱりカトリーヌ・ドヌーヴは存在感があったし、ダニエル・ダリューはさすがの貫禄。エマニュエル・ベアールは本当にファム・ファタールそのものだった。パンフレットを買って、ごはんを食べ損ねたのでコンビニで食料を調達して帰宅。お風呂はごく短く40分。あがってきたらテレビでビリー・ミリガンの多重人格のVTRが流れていた。自分の中に、自分以外が23人も居座っていたらいったいどうなるのだろう、と思う。

 頭痛のいちばんピークのときに電話が来て、ついついつっけんどんなぶっきらぼうな対応をしたら、あとで「何か悪いことした?」とケイタイメル。いらない心配させちゃってごめんなさい。風邪っぽいのかなあ。今日はやけに体が火照って、何回か、あ、まずいかも、と思う瞬間があった。あったかくして早めに寝る。妹2のセンター試験前に風邪引いたらいけない。

 今週末泊まるホテル、東横インの川崎駅前本町、に予約を入れたらしい。2人で5,980円ってほんと? いくらなんでも安すぎじゃないかしらねえ、と思ってしまう。

 電気毛布って乾燥するねー、と言ったら、そうよー知らなかったの、と母と妹2にばかにされた。あらら。

 朝食:食パン半分、青梗菜としいたけとエリンギの炒めもの、ヨーグルト、ミルクティ。
 間食:恐ろしすぎて数えられないし書けない。
 昼食:ブロッコリ、卵焼き、鶏つくねの照り焼き、ゆかりごはん。
 夕食:おにぎり2個(牛めし、焼きたらこ)、10品目バランスサラダ(セブンイレブンの)。